Monologue

30言目:平成20年代の九州大学好投手から学んだ、好投手の5つの共通点

ホームページのリニューアルを契機として、閲覧いただいている方の暇つぶしになるように始めたこのひとりごとも、約2年が経過し、ようやく30言目に辿り着きました。

30言目記念ということで、今回は胡散臭い自己啓発本のようなタイトルにしてみました。

私がチームに関わってきたのが平成20(2008)年からなので、約12年ほどの短い期間ではありますが、そのなかで、いわゆる「好投手」と呼ばれる投手達が持っていた共通点を5つにまとめてみました。

1.キャッチボールの質が違う

2.低めのノビ

3.徹底的に足腰を鍛える

4.自分の軸がありブレない

5.打たれてもヘコまない

以下、ひとつずつ細かく紹介していきます。


1.キャッチボールの質が違う

良い投手は、決してキャッチボールを雑に行いません。たとえ肩ならしの段階でも、自分のチェックポイントは抑えています。

1球1球丁寧なフォームで投げ込む姿には風格すら漂い、ピリッとした緊張感が生じます。

☆藤田翔平投手(在籍:平成18年〜21年) 当時の九州を代表する左腕。 卒業後は日本生命に進み、平成27年の都市対抗優勝メンバーにもなった。 先輩だった藤田投手とキャッチボールする時はいつも真剣勝負だったことが、今では懐かしい。

☆﨑山亮投手(在籍:平成20年〜23年) 140キロに迫るストレートと多彩な変化球を駆使し相手を見下ろす投球術は、既に1年次から完成されていた。 1年秋に初先発初完封したのを皮切りに、4年間フルで先発の軸として活躍した。 キャッチボール時に遊び半分で投げてくる変化球も、非常に洗練されていてキレキレだった。


2.低めのノビ

高めであれば良い球がいくという投手は多いですが、良い投手は低めの球のノビが違います。というより、低めに投げ込めるよう普段から徹底して練習しています。

それは上述のとおり、キャッチボールにも質の違いとして表れます。

キャッチボールの際、相手の顔付近の高さに良い球がいく投手は割と多いです。

しかし、良い投手は、相手の胸(みぞおち)付近に、回転の良い球をどんどん投げ込んできます。

キャッチボールで相手の顔付近の高さに良い球がいって満足してしまっている投手は、マウンドで高めを痛打され、投げる球がなくなります。

☆西村大陸投手(在籍:平成26年〜29年) 眠れる才能が4年になり覚醒。開幕から28イニング連続自責点0を記録するなどまさに無双状態。 丁寧に投げ込むスタイルで防御率3位となり敢闘賞受賞。 このシーズンは、試合前のブルペンから試合が終わるまで常に一貫して、低めへの制球が抜群に良かった。


3.徹底的に足腰を鍛える

これも昔からの常識ですが、九大の良い投手も例外なく、これでもかというほどに足腰を鍛えていました。

その方法は、走り込みだったりスクワットなどのトレーニングだったり十人十色ですが、誰に言われることなく黙々と取り組む姿は、まさに投手のお手本でした。

☆松下雄介投手(在籍:平成27年〜30年) 小柄で大人しそうな見た目とは異なり、 マウンドに立てば強気かつ冷静なピッチングで、ストレートをインコースに攻め込み、多彩な変化球を低めに集めた。 平成29年、30年の投手陣を引っ張った投手。


4.自分の軸がありブレない

マウンドでは威圧感のある投手も、喋ると意外に気さくな人が多いです。ですが、その喋っている内容や雰囲気からは必ずと言って良いほど、自信が滲み出ています。

自らのピッチングや練習姿勢、考え方に確固たる軸があるからでしょうが、良い投手に、根暗だったり、もごもご話すような人はまずいません。

☆阿部雄也投手(在籍:平成22年〜25年) MAX146キロのストレートとカットボールを武器に、 最優秀防御率を受賞するなど活躍。 卒業後は西部ガスに進み、チームの都市対抗初出場が懸かった試合で先発し チームを初出場に導いた。 マスクを付けてのロードワークや、バドミントンラケットを使ったシャドウなど自分の軸に従い工夫した練習が、その豪腕を支えた。


5.打たれてもヘコまない

これも、良い投手に意外と共通している資質だと思います。

まぁ、打たれてヘラヘラしている人は当然いないですし、そんな人は問題外ですが。(いや、最近は意外といるかも。。。)

良い投手達も、打たれてすぐは、多少ヘコんだり怒っているのでしょうが、次の日にはケロッとした顔で練習しています。

これは意識してどうこうというものではなく、その人が生来持っている資質なのかもしれません。

逆を言えば、打たれた時に必要以上にヘコむ人は、残念ながら投手には向いていないと思います。

☆萩原拓也投手(在籍:平成26年〜29年) 長い手足を最大限に振り下ろして繰り出される140キロを超えるストレートは非常に角度があり、 高めに抜けたボール球のように見える球が、結果として低めのストライクゾーンに決まる、ということもあった。 ファーストやDHでも起用され、まさに二刀流の活躍だった。 野性味あふれる外見とは裏腹に非常に聡明な性格で、リーダーとしても投手陣をまとめ上げた。


いかがだったでしょうか。

特徴豊かな投手達の共通点を無理矢理あぶりだした感はありますが、参考になるはずです。

次回は、「これだけはしてはいけない、成功しない投手の5つの特徴」を紹介します。

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