2月7日のレポートに書かれていた質問と私なりの回答です。

1.シカ以外でも同じような事例はありますか?
2.シカ以外の動物(イノシシ、クマ)は問題になっていないのか?
3.森林にはシカの他にもイノシシやウマなども生育しているが、 土壌侵食の影響としてはシカのそれが最大なのか。イノシシの方が色々掘り返すイメージがある。
→ 海外だと、野生の豚が土壌侵食に与える影響なども研究されています。 シカの影響が大きいのは、他の動物に比べ、生息数がとても多いからだと思います。

4.シカが森林に与えるメリットはないのですか?
→ シカももちろん森林生態系の一員なので、様々な相互作用の中で生きています。 そのため、いなくなれば、それはそれで、様々なところに歪がうまれると思います。 人間へのメリットとしては、鹿肉を提供する。。といったあたりでしょうか。

5.乾燥によって土壌が風化するのと、降雨によって土壌が侵食されるのでは、 どちらがより深刻なのでしょうか。乾燥の方が危険な気がしていましたが、 今日の講義を聞くと、降水量が多いのも結構被害が大きいように感じました。
→ 両方とも極端だと、影響が大きいと思います。 日本の場合は、降水量が少ない場所でも、そこそこ降水があるので、 雨の影響の方が、相対的に大きくなります。

6.土壌侵食の1つである海による侵食について具体的な解説がほしいです。
→ 例えば、海岸沿いとかで、波によって、地面が削られることです。

7.地震は土壌侵食の原因にならないのか?
8.自分が考える土壌侵食の原因の1つに地震があったのですが、 実際はあまり関係ないのでしょうか?
→ 地震では、たくさん斜面崩壊が起こります。 大きな意味では、斜面崩壊も土壌侵食なので、 地震で土壌侵食は起こっています。 表面侵食が起こるのかは、ちょっとよくわかりません。 地震は、いつ、どこで起こるのかがわからないので、 なかなか、地震が表面侵食に与える影響をとらえる研究をするのは難しいような気もします。

9.土壌侵食では、氷河は問題にならないんですか。
→ もちろん、氷河によっても地形変化は起こります。 ただ、人間の生活スタイルと比較すると、速度は、とても遅いような気がします。

10.雨滴の終端速度がなければ、どのくらいの速度になるんですか。
→ ちゃんと、計算していませんが、ものすごい速さになることは確かでしょう。

11.なぜ地質が花崗岩であると、はげ山になるのかが、よくわかりませんでした。
→ しっかりと解明されている訳ではないと思いますが、 花崗岩が風化した土である真砂土は、土の強度が小さいこと、 花崗岩地帯では、風化が進んでいるところが多いので、 土層が厚く、いつまでも削られ続けることなどがあると思われます。

12.雪山も生育条件が悪そうなんですが、はげ山になることはあまりありませんか?
→ 雪山も、一度、植物が失われると、なかなか回復するのは難しいと思います。

13.雨が少ない森林で、はげ山が多いのはなぜか?
14.岡山県など瀬戸内地方では、降水量が少ないことが、はげ山の原因になると言われていましたが、 降水量が少ないことが具体的にどう影響をあたえるのか気になりました。
→ 根が十分に発達していない植物は、地表面の水しか利用できません。 地下深くの水に比べて地表面の水の方が、乾燥の影響を受けやすいので、 植物がせっかく芽生えても乾燥で死んでしまうリスクが高まります。 そうすると、いつまでもはげ山が続くことになります。

15.斜面崩壊についてもう少し詳しく聞きたかったです。
→ 私も話したかったのですが、担当でないので、話せませんでした。残念です。

16.竹林でのリター等の状況などを知りたい。
→ 竹林のリターは流されにくいので、リターに覆われていることは多いかと思います。

17.侵食と浸食の使い分けはあるのですか?
→ 今は、一般的に「侵食」が使われます。水による侵食には「浸食」も使います。 たとえば、風による「侵食」には「浸食」は使いません。

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